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レモングラスの基本情報やデータをまとめていくよ♪
名前 | レモングラス、Lemongrass |
学名 | Cymbopogon citrarus |
科名・属名 | イネ科 |
抽出部位 | 全草 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
主な産地 | ベトナム、スリランカ、インドネシア、インド、ネパール、インドなど |
香りの特徴 | シトラス系の香り |
香りの持続性・揮発速度 | トップノート |
ブレンドファクター | 1〜2 |
香りの強さ | 強い |
香りのグループ | 柑橘系 |
主な成分 | ゲラニアール、ネラール |
価格の目安 | 10mlで1,700円〜1,800円くらい |
レモングラスってどんな歴史があるのかな?
レモングラス精油の歴史ははるか数千年前まで遡り、原産地のインドでは古くから薬用のハーブとして親しまれてきました。
解熱作用があるため感染症の治療にも効果があるとされ、伝統医学のアーユルヴェーダでも使用されています。
インドの人々の間でレモングラスは、“チューマナ・プールー”の名で知られています。
赤い茎という意味で、インド原産のレモングラスは茎の根元が赤くなることからその名が付けられました。
レモングラスは第二次世界大戦が起こるまで主にインドで供給されていましたが、徐々に西インドへと栽培地が広がり品種も増えていきました。
また日本においてレモングラスの栽培が始まったのは、1914年以降とされています。
レモングラスは多年草のハーブの一種だよ♡
レモングラスはイネ科の植物で、多年草のハーブの一種です。
世界には数十種類のレモングラスが存在します。
その中でも現在レモングラス精油の原料として主に日本で流通しているのは、西インド種と呼ばれる種類です。
西インド種は茎が白く、葉が上へと伸びていくのが特徴です。
成長すると草丈は1~1.5mの高さになります。
甘いレモンのような香りを放つ太い茎に細長い葉を付け、夏には白い小さな花を咲かせます。
レモングラスは元々インドのような亜熱帯の地域で自生している植物なので、日本の暑い夏の環境下でも育てやすい植物です。
家庭でも比較的簡単に育てられますが、より強い香りのレモングラスを収穫するためにはしっかりと太陽光に当てるなどのコツが必要です。
レモングラスは比較的安価なものが多く、アロマ初心者の方でも手に取りやすい精油だよ
レモングラス精油は、レモングラスを蒸留することで得られるアロマオイルです。
天然の植物から精油を抽出する方法はいくつかありますが、レモングラス精油は水蒸気蒸留法によって採油されます。
水蒸気蒸留法とは、水蒸気の熱をレモングラスに当てて香り成分を揮発させ、再び冷やすことで液体に戻った精油を取り出すという方法です。
精油は原料となる植物からほんのわずかしか採れないものが多く、その貴重さから高価な精油も少なくありません。
しかしレモングラスの葉と茎には芳香成分が豊富に含まれているため、レモングラス精油は比較的安価なものが多く、アロマ初心者の方でも手に取りやすい精油です。
レモングラスは夏のフレッシュな香りがするよ〜!
レモングラス精油は、名前の通りレモンのような香りです。
「爽快」というレモングラスの花言葉が表すように、夏のフレッシュな香りがします。
レモンと同じ“シトラール”という芳香成分をおよそ80%含んでおり、レモンよりも香りが強いのが特徴です。
ややグリーン調な印象とほのかな甘さも兼ね備えています。
またレモングラス精油の香りは、ラグジュアリーで落ち着いた雰囲気のようなイメージです。
アジアのリゾートホテルや高級スパなどを彷彿とさせるようなオリエンタルな印象を醸し出します。
高級感もありながら親しみやすさも感じられるシトラス系の香りから、レモングラス精油はアロマ初心者の方にも人気の高い精油です。
レモングラス精油・エッセンシャルオイルの成分はどうなっているのかな?
- ネラール
- ゲラニアール
- シトロネラール
レモングラスには色々な効果があるよ!
レモングラス精油・エッセンシャルオイルにはさまざまな効果を期待することができます。
- 副交感神経の働きを助ける作用のおかげで、不安や緊張、ストレスなどで疲れた心を癒してくれる
- 集中力を取り戻したい時
- 記憶力を高める時
- リラックスしたい時
レモングラス精油のすっきりとした香りは心に元気を与えてくれます。
副交感神経の働きを助ける作用のおかげで、不安や緊張、ストレスなどで疲れた心を癒してくれることが期待できます。
一時的に集中力を取り戻したい時にもレモングラスの香りは有効的です。
レモングラス精油は、“ドライバーの精油”と呼ばれることもあり、車の運転をする時に必要な集中力や落ち着きをもたらしてくれます。
また一部では認知症の改善にも繋がるという研究結果もあり、レモングラス精油は記憶力を高めることにおいても時に効果を発揮します。
一方、アドレナリンの分泌を促す働きも兼ね備えているので、やる気の回復や精神の高揚といった効果も見込めます。
レモングラス精油は、リラックスしたい時にも、リフレッシュしてエネルギーを充電したい時にもおすすめです。
レモングラス精油には、体のさまざまな機能を向上させる以下のような作用があります。
- 消化促進(消化が促されると同時に食欲も増進し、胃腸の調子を整えてくれます。)
- 代謝と血行の促進(代謝が上がったり血行が良くなったりすることで、冷え性やむくみ、肩こりなどを軽減してくれます。)
- 鎮静・鎮痛(痛みを鎮めてくれる作用によって、神経痛や頭痛などの改善にも役立ちます。)
- 乳酸の除去(激しい運動をした時に体内で蓄積して疲れの原因となる乳酸を除去し、筋肉痛を和らげてくれます。)
- 殺菌(細菌などに対して高い効果を発揮し、水虫や足の匂いを予防してくれます。)
レモングラス精油は体によい効果をもたらしてくれますが、一方で使用の際に注意すべき点もあります。
子宮出血を誘発する可能性があるので、妊婦の方や授乳中の方は多量の摂取は控える必要があります。
またレモングラス精油に含まれる成分によって皮膚に刺激を感じることもあるので、高濃度での使用は推奨されていません。
レモングラス精油は使用量を守って適切に使用することを心がけましょう。
レモングラス精油・エッセンシャルオイルの肌への効果をまとめると以下になります
- 収れん作用によって肌にハリを与え、開いてしまった毛穴を引き締めてくれる
- 皮脂の分泌のバランス調整もしてくれる
- 蚊の嫌いな香りが含まれている
レモングラス精油を適切に使うことで、肌にも良い効果をもたらします。
収れん作用によって肌にハリを与え、開いてしまった毛穴を引き締めてくれる効果が期待できます。
皮脂の分泌のバランス調整もしてくれるので、ニキビケアにもおすすめです。
またレモングラス精油には虫よけ効果もあるとされています。
蚊の嫌いな香りが含まれているため、最近では虫よけスプレーや日焼け止めなどにもレモングラス精油の香りが使用されています。
人間だけでなく、ダニやノミ対策としてペットの犬の首輪などにも、ごく少量のレモングラス精油を使う人もいます。
ただし肌が敏感な人やペットなどが使用する時は、刺激が強すぎる可能性があります。
レモングラス精油は希釈濃度1%以下で使用しましょう。
もし肌にピリピリとした痛みなどを感じた場合は使用の中止、もしくはさらに低い濃度で使用してみてください。
レモングラスと相性がいい精油・エッセンシャルオイルはこれらだよ〜!
- マージョラム
- ローズマリー
- ブラックペッパー
- ジンジャー
ハーブ、スパイス、種子の精油と相性がいいよ♪
レモングラスを使うときの注意点や禁忌もちゃんとチェックしてね!
レモングラス精油のおすすめな使い方を3つご紹介します。
最も手軽にできる使い方は、ハンカチなどにレモングラス精油を数滴垂らして香りを楽しむ方法です。自宅だけでなく外出先や職場などでも簡単に使えます。
さらにアロマディフューザーやアロマポットを使えば、部屋全体にレモングラス精油の香りが充満し、ゆったりとした気分を味わうことができます。
浴槽にレモングラス精油を1~5滴垂らして入浴する方法です。
乳化剤や少量の植物油に混ぜてお風呂に加えると肌あたりがやさしくなります。
揮発性の高いレモングラス精油の香りを、蒸気たっぷりのお風呂で存分に楽しめます。
また湯船に浸からない人でも、洗面器にお湯を張って10~15分程度足や手を温めるだけで体全体がポカポカしてきます。特に冷え性でお悩みの人におすすめの方法です。
レモングラス精油を使って体をマッサージすると、精油の成分が肌の奥へと浸透し、なめらかでハリのある肌へと導いてくれます。
マッサージとレモングラス精油のダブルの効果で血行をよくし、肩こりや腰痛、むくみの改善が期待できます。
プラナロム社の精油(エッセンシャルオイル)は、ヨーロッパでは医療にも用いられる商品自体の高い品質に加え、日本独自の国内再分析を実施した無農薬で100%天然の精油です。
成分分析表付きなので成分も見れるため安心して使えますね。
ドテラの精油(エッセンシャルオイル)も、厳しいCPTG®品質基準にもとづいて、注意深く入念に検査されていますので、安心して使えると思います。
生活の木の精油(エッセンシャルオイル)は比較的安く買うことが的安く買うことができます。
また3mlという少量でも買うことができるため、試しに使ってみたいという時にも便利です。