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ゼラニウムの基本情報やデータをまとめていくよ♪
名前 | ゼラニウム、Geranium |
学名 | Pelargonium graveolens |
科名・属名 | フウロソウ科 |
抽出部位 | 花、葉 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
主な産地 | マダガスカル、エジプト、中国 |
香りの特徴 | ローズのような華やかで甘味がある香りがある一方で、スッキリとしたミントのような香りも混ざっている |
香りの持続性・揮発速度 | ミドルノート |
ブレンドファクター | 3 |
香りの強さ | 強い |
香りのグループ | フローラル系 |
主な成分 | ゲラニオール |
価格の目安 | 10mlで3,000円~5,000円 |
ゼラニウムってどんな歴史があるのかな?
ゼラニウムは中世のヨーロッパにおいて、薬草として用いられていました。
高い治癒力があると考えられていて、生活の中で使われていたという歴史があります。
またゼラニウムは悪霊を追い払うことができるとも考えられていました。
悪霊から守るためにゼラニウムを家の周りに植えたり、飾ったりしていたのです。
現代でもその名残から、ヨーロッパでは家の窓辺にゼラニウムを飾ることが多くあります。
19世紀に入ると、フランスでは香水の原料として栽培され始め現在に至ります。
ゼラニウムはフウロソウ科ペラルゴニウム属に含まれる植物だよ!
ゼラニウムは、フウロソウ科ペラルゴニウム属に含まれる植物です。
数百を超える品種があり、園芸用ものもは日本でもよく栽培されています。
葉は厚みがあり茎も太いのが特徴で、葉や茎には細かい毛が生えています。
花の色は赤やピンク、白などが多くありますがこれらの色が2色以上入っている複色タイプも少なくありません。
一重咲きや八重咲のものがあり、花は人目を楽しませてくれます。
香りが強い品種は虫よけの効果もあるとされています。
ゼラニウムは薔薇のような甘い香りをしているよ🌹
ゼラニウムの精油はフウロソウ科の植物から抽出されているエッセンシャルオイルです。
鎮静作用がある成分が含まれているのが特徴で、その代表的なものはゲラニオールです。
これはゼラニウムから発見されました。ローズ油やシトロネラなどの油にも含まれている成分です。
またシトロネロールを含んでいる精油でもあります。
花の香りを持つ成分で、ゼラニウムの薔薇のような甘い香りを構成しています。
ゼラニウムに含まれているリナロールもやはりフローラルな香りを持つ成分です。
ゼラニウムはローズのような華やかで甘味がある香りがするよ♬
ゼラニウムの精油は、フローラル系に分類される芳香が特徴です。
ローズのような華やかで甘味がある香りがある一方で、スッキリとしたミントのような香りも混ざっています。
単に花のようであるというだけでなく、ハーブ調にも感じられるのもゼラニウムならではです。
嗅ぐ人の緊張をほぐし、リラックスさせてくれるような香りとなっています。
柑橘系やハーブ系、フローラル系など幅広いタイプの他の精油と混ぜて使用することで楽しむことができます。
ゼラニウム精油・エッセンシャルオイルの成分はどうなっているのかな?
- ゲラニオール
- シトロネロール
- リナロール
ゼラニウムの主な成分には、薔薇に似た香りを持つゲラニオールが挙げられます。
天然物化合物である直鎖モノテルペノイドの一種で、ほかの精油にも含まれている成分です。
ゲラニオールは無色から淡い黄色をしている液体で、水には溶けない性質を持っています。
しかし他の水に溶けない有機溶媒には溶けるので、様々な香水に使用されています。
ゼラニウムに含まれているこのゲラニオールは、防蚊剤の効果もあるとされている成分です。
ゼラニウム精油・エッセンシャルオイルには色々な効果があるよ!
ゼラニウム精油・エッセンシャルオイルにはさまざまな効果を期待することができます。
- 鎮静作用や抗不安
- 緊張感や倦怠感を軽減する効果
- 精神状態を安定させることができる
ゼラニウム精油にはモノテルペンアルコール類のゲラニオールが含まれていることが特徴的であり、他にもシトロネロールやリナロールが含まれています。
ゲラニオールには抗うつ作用、シトロネロールとリナロールには鎮静作用や抗不安作用を期待することが可能です。
こういった成分を豊富に含有しているので、リラックスしたいときや穏やかな気持ちになりたいときに、ゼラニウム精油は最適だと言えます。
ストレスや不安、緊張感や倦怠感を軽減する効果が得られるので、こうした精神的問題を抱えている場合は積極的に使用してみるとよいです。
不調を改善してくれるとともに、幸福感を高める効果まで期待することができるところが嬉しいポイントだと言えます。
気分が落ち込んでしまっているときや緊張から不安定な気持ちになっているときに使うことがおすすめです。
精神状態を安定させることができるため、情緒不安定になっていると感じるときにもゼラニウム精油を活用してみるとよいでしょう。
ゼラニウム精油・エッセンシャルオイルの体への効果は以下になります
- 神経痛や関節痛、リウマチなどを改善する効果が期待
- 更年期障害やPMSのような女性ならではの症状にも効果的
ゲラニオールは抗炎症作用があることでも有名です。
有効性が断定されているわけではありませんが、アルジェリアで行われた研究では抗炎症薬の原料となり得る可能性が示唆されています。
これまでにゼラニウム精油は、アロマテラピーなどで関節炎やリウマチのケアのために用いられてきました。
神経痛や関節痛、リウマチなどを改善する効果が期待できるため、これらの症状で悩んでいる場合にはゼラニウム精油の使用を検討してみるとよいです。
民間療法では循環器系への刺激作用があると考えられており、血液やリンパの流れを整えるとされています。
体内の循環がよくなることによって、水分や老廃物、毒素などがスムーズに排出されるようになるので、むくみなどの症状も軽減できる可能性が高いです。
ゼラニウム精油には抗菌作用や抗ウイルス作用があることから呼吸器ケアに用いられることも多いですし、更年期障害やPMSのような女性ならではの症状にも効果的だと知っておきましょう。
ゼラニウム精油・エッセンシャルオイルの肌への効果をまとめると以下になります
- 水虫や口唇ヘルペス、カンジダ症などの治療に用いられる
- 虫刺されや湿疹にも効果的
- 皮脂の分泌を調整する作用や肌の水分を調整する作用があるので、スキンケアにもおすすめ!
抗菌作用と抗ウイルス作用が期待できるゼラニウム精油は水虫や口唇ヘルペス、カンジダ症などの治療に用いられることも少なくありません。
虫刺されや湿疹にも効果的だとされているため、このような肌の問題で悩んでいる人に最適です。
古くからスキンケアに取り入れられていることも注目しておくべきポイントであり、皮脂の分泌を調整する作用や肌の水分を調整する作用から、美しい肌を維持するために利用できるエッセンシャルオイルとして知られています。
ニキビ予防や乾燥タイプと脂性タイプのコンディション調整、角質化を防ぐ効果などを期待することが可能です。
ただし、ゼラニウム精油をアレルギー誘発性のある精油として評価している国もあるので、使用時には注意しておく必要があります。
事前にパッチテストを実施しておいたり、低濃度になるように希釈しておくことが大事です。
妊娠中や授乳中の使用も避けたほうがよいので、これらの注意点があることを理解しながら肌に使用することがおすすめだと言えます。
ゼラニウムと相性がいい精油・エッセンシャルオイルはこれらだよ〜!
- クラリセージ
- サンダルウッド
- ラベンダー
- ローズ
- クローブ
- バニラ
柑橘系やオリエンタル系の精油と相性がいいよ〜!
ゼラニウムを使うときの注意点や禁忌もちゃんとチェックしてね!
ゼラニウムのおすすめの使い方を紹介していくよ〜!
アロマディフューザーやアロマポットを使って、部屋全体に散布しましょう!
無水エタノール5mlに精油を10滴入れ、よく混ぜます。
その後精製水を45ml入れよく混ぜたら出来上がりです。
これで濃度1%のアロマスプレーの出来上がりです。
自分で自由にアレンジすると楽しいですよ!
好きな植物油10mlに好きな精油を2滴入れてよく混ぜます。(濃度1%)
そのオイルでを気になる部分をマッサージ。
精油のいい香りでマッサージすると、とても幸せな気分になりますよ!
乳化剤か天然塩に精油を垂らして、それをお風呂にいれてアロマバスとして楽しめます。
乳化剤は適当に手のひらに出して、精油を1〜2滴垂らして薄めてからバスタブにいれましょう。
天然塩の場合は塩大さじ2に精油を1〜5滴垂らしてよく混ぜてからお風呂にいれましょう。
プラナロム社の精油(エッセンシャルオイル)は、ヨーロッパでは医療にも用いられる商品自体の高い品質に加え、日本独自の国内再分析を実施した無農薬で100%天然の精油です。
成分分析表付きなので成分も見れるため安心して使えますね。
ドテラの精油(エッセンシャルオイル)も、厳しいCPTG®品質基準にもとづいて、注意深く入念に検査されていますので、安心して使えると思います。
生活の木の精油(エッセンシャルオイル)は比較的安く買うことができます。
また3mlという少量でも買うことができるため、試しに使ってみたいという時にも便利です。